わが家が仮移住を決めるまでの経緯は? 仮移住のメリットデメリットと実体験から感じていること

仮移住

今回は私たちが仮移住をはじめるに至った経緯を詳しくご紹介します!また仮移住のメリットデメリットについて実体験にもとづいた解説もしますので、ぜひ最後までご覧ください。

仮移住の話はとつぜんに…

私は登山やスノーボードを趣味としており、兼ねてから白馬もしくは湯沢に家を借りて拠点としたいと思っていました。しかし子どもが生まれてからというもの子ども中心の生活で趣味に没頭することもできなくなり「まだまだ先のことになるかな…」と半ば諦めていました。

しかし転機はとつぜん訪れました。

すでに長野市・白馬村のデュアルライフを送っていた私の知り合い(50代男性)から「白馬のアパートを引き払おうか悩んでいる」と打ち明けられたのです。仕事の都合で長野市で過ごす比重が増えたことや白馬以外のゲレンデへの興味もあり「白馬へは通いで十分」と考えたようでした。

私は即座に家賃を折半してアパートをシェアしないかと持ちかけました。アパートは幸いにも6畳2間の2DK。シェアするにはちょうど良い間取りでした。

アパートはスキー場や温泉・スーパーなどの施設からのアクセスも良く、空きがでるとすぐ埋まってしまう人気物件。彼も手放すのにはためらいがあり数週間検討ののち提案にのってくれました。

家族の了解は?

もちろん家族にも了解を得てから話は進めました。妻には私の野望を前々から話していましたが、金銭面の不安や旅行先が固定されることへの不満を訴え、はじめはあまり乗り気ではありませんでした。

しかし今回は金銭面については家をシェアすることで安く実現、さらに「1年間はお試し期間として家賃は私が負担する(家計から出さない)」という条件をプラスしたことで納得してくれました。

とはいえ、私には恵まれた条件とこれまでの経緯がありますのでそちらに言及しなければと思います。

1. 妻趣味が一緒である

私たち夫婦はスノーボードを介して知り合っており趣味が同じです。夫婦の趣味・趣向が合致していること(少なくともアウトドア派であること)が実現の大前提にあります。妻は子どもが生まれてから趣味から遠ざかる傾向にありましたが、毎シーズン滑りに連れて行って楽しい感覚を忘れないようにしていたことも大事なところかなと思います。

2. 家をシェアをする知り合いと妻は以前から面通ししていた

結婚前から白馬に訪れる際には二人で彼の家に泊まらせてもらいつつ、一緒にゲレンデへ滑りに行ったりと交流を重ねていました。妻にとってすでに見知った家・相手だったため、話が通りやすかったと思います。

3. 息子が1歳の時に白馬中期滞在を経験

1月生まれの息子がちょうど1歳になったシーズンに私から提案しロッジを1週間ほど借りて過ごしました。そこで小さな子どもと白馬で過ごす疑似体験できていたことでイメージを共有できていました。

これらの条件があったからこそOKがもらえたと考えています。特に1,2点目は重要なポイントです! 

仮移住のメリット・デメリットは?

続いて一般的に考えられている仮移住のメリット・デメリットと実際に私が感じているところを紹介します。

仮移住のメリット

  • 都会の便利さを享受しつつ田舎暮らしのゆったりとした時間も得られる
  • 予約など一切不要でいつでも気軽に出かけられる
  • 子どもを自然に触れさせることができる

メリットについては”=仮移住の目的”と言ってもいいですね。白馬では基本的に午前中に活動し全員で早寝早起きしています。空気が良いからなのかよく眠れるため目覚めもスッキリです。モノも最低限・食事も凝ったものを作らず手軽に済ませてコンパクトでシンプルな暮らしを楽しんでいます。予約もいらないので「今週天気良さそうだから行こうか」とふらっと行くことができます。

3点目については、うちの息子の場合2歳半くらいから外遊びが上手になってようやく自然を満喫させられているところです。もう少し大きくなれば、子どもだけのキャンプイベントなどに参加させたいなと思っています。

仮移住のデメリット

  • お金(家賃・交通費)がかかる
  • 週末の長距離移動が大変
  • 飽きる/いろいろなところに行けなくなる

単独で家を借りる場合1点目の問題が大きいです。白馬の家賃相場は6.7万円で意外と高い…(安いところでも4万はするでしょうか)。旅行に使っている金額、都会で週末を過ごす際に買い物や外食で使っている金額なども考えて、割に合うレベルかどうか検証することをおすすめします。ただし「元を取ろう」という発想では正直成り立ちません。年パスと同様の考え方で「いつでも自由に滞在できる」権利にいくら払えるか?かなと思います。

また理想的な相手がいる場合に限りますが、家をシェアできれば金銭・管理面の負担を減らすことができます!もちろんシェアにはトラブルのリスクありますので、私たちが取り決めているルールなどについては今度紹介したいと思います。

長距離移動の負担も大きいので、運転を苦にしない人or夫婦どちらも運転が得意でないと継続が難しいと思います。私は運転が好きなタイプなので問題ありませんでした。また行きなれると体感時間が短くなります。

3点目については夫婦のどちらかが旅行好きで年に数回全国各地を巡るようなタイプだと辛いかもしれないです。わが家はアウトドア好きですが旅行好きではないので幸いにも問題になっていません。また子どもが小さいと行動範囲や時間が限られるので、白馬周辺で十分遊びきれている印象ですが、大きくなった時にどういう反応になるかは気にしてみておきたいと思います。

まとめ:家族の合意を得られるよう検討・準備は計画的に!

仮移住を検討している方は、いつでもチャンスがあればすぐ動けるように日頃から虎視眈々と家族への啓蒙活動をしておくことをおすすめします。

まずは気候の穏やかな時期にロッジを借りて数日過ごしてみるなど、できる範囲からチャレンジしておくと家族の心理的ハードルを徐々に下げていくことができますし、自分もメリデメを肌で感じられるので、計画してみてはいかがでしょうか?

旅行中は家族でゆっくり話す時間もできるので、そこで自分の仮移住に向けた展望を伝えるのもありかと思います!最後までご覧いただきありがとうございました。

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