和痛分娩の体験談 メリットデメリットなどを紹介!

子育て

はじめましてこんにちは!パオファミリーのママです。

今年8月に第二子となる次男を出産したのですが、その時に和痛分娩を経験しました。

私が和痛分娩を検討する際、具体的な体験談がネット上に少なかったのと、想定と違ったところもあったのでどんな流れだったのか体験をレポートします。また、メリットデメリットのほか向いていると感じる人についても書いてみたので参考になればうれしいです。

和痛分娩とは?

陣痛の痛みをゼロにするのではなく、ある程度痛みを和らげながら、より自然に近い形で出産するというコンセプトで行われている出産方法です。

具体的なやり方は病院によって違うと思いますが、私は硬膜外麻酔という方法で無痛分娩でも一般的に用いられてる手法のようです。

費用はどのくらいかかるのか

私の病院で案内されたのは医療費だけで自然分娩+10万円とのことでした。

計画分娩にする場合、促進剤が効かないと2泊3泊することになるので入院費用がかさみます。

私も促進剤が効かずに1泊して断念したのと、破水後もなかなか産まれず滞在していたので全部合わせて+20万くらいかかりました。個室なので割高でした…。

どうして和痛分娩しようと思ったのか?

1人目は自然分娩で分娩時間10時間と、割と安産でした。そのため出産に辛い思い出があるわけではなかったのですが、近い産院で和痛をやっていたこと、そして何より一度きりの人生だし色々な経験がしたい!と思って和痛分娩に挑みました。

和痛分娩レポート

私が体験した和痛分娩の流れはこんな感じでした。

1. 背中に麻酔用のチューブを入れる
2. 子宮口4,5センチになるまで待つ
3. 先生のジャッジで麻酔スタート
4. 様子をみる(麻酔が効いている時間)
5. 麻酔ストップ
6. いきみたくなるレベルになるまで待つ
7. いきみが効くかチェック
8. いきんで産む!

「痛みは自然分娩の30-50%になる」と聞いていたのですが、ちょっと想定と違ってました。下の図の青色の線を見てもらいたいのですが、麻酔が効いてる間は100%痛みがありませんでした。その状態で子宮口がほぼ全開大まで開きました。

※麻酔の効き具合やお産の進み具合は個人差があります

お産の進み(子宮口の開き)と痛みのイメージ

子宮口の開きや陣痛感覚などを総合的にみて、進みが悪くなってきたところで麻酔はストップ。恐怖ですが、いきみたくなるレベルの痛みが戻ってくるまで待ちます。私の場合30分くらいで麻酔入れる前くらいのレベルに戻りました。

そして助産師さんが子宮口に手を入れながらいきんでみて、力の入り具合や赤ちゃんが降りてきてるかをチェック。OKでたら自然分娩同様に陣痛に合わせていきんで出産となります。

平均したら自然分娩の30-50%の痛みになってるのかもしれないですが、痛みの感じ方としては0か100でした。そこが和痛を経験して一番想定と異なっていたポイントです。

よかったこと、メリット

結果的に今回のお産に関してはやって良かったです。

破水から始まったのですが、なかなか子宮口が開かないまま30時間弱経過。寝れない程度の陣痛はきてたので、いよいよ子宮口が開きはじめたタイミングではほぼ2日徹夜している状態…心身ともにクタクタでした。なので、そこで麻酔が入ることで一度痛みから解放され、ラストスパートに向けて休憩&回復できたのは大きかったです。

麻酔が効いてる間に分娩台から家族にテレビ電話したのはいい思い出です。(病院の許可取りました。コロナ禍で立ち会いできなかったので。)

また和痛が経験できるということでお産に対する緊張感が少し解けて、ワクワクにも近い前向きな感情が持てました。

残念だったこと、デメリット

地味なポイントですが、事前に入れる麻酔用のチューブが邪魔に感じました。チューブがずれないようにガッツリ貼られたテープが皮膚を引っ張ってたようで、痛くてストレスでした。(チューブの入り方に異常があるんじゃないかって不安にもなって精神的にもつらかった)

点滴のチューブも入れてさらに陣痛モニタもつけられると、自由に寝返りもうてませんし、陣痛に耐えるのに動きが制限されるのはきつかったです。また、トイレに行く時にガラガラと引っ張って行くのが大変で「自然分娩だったらもっと身軽なのにな〜」と考えてました。

和痛が向いてる人は?

私の場合、「人生経験として」という第一目的がありましたし、難産だったので結果的に和痛の恩恵を受けることができましたが、全員が向いてるわけではないと思いました。和痛が向いてると思った人の条件を挙げます。

結果的に痛くてもいいと思っている人

痛いのを回避したいという思いが強い場合はオススメできません。和痛はあくまでも「自然分娩の流れの中で中盤〜クライマックス直前の痛みをなくす」というイメージです。

経産婦さん

過去に自然分娩の経験があると和痛の恩恵を受けやすいと思います。初産婦だと自然分娩がどんなかわからないので、和痛が自分にとって良かったのかどうかすらよく分からないかなと…。

産院に和痛分娩以外のメリットを感じている人

たとえば家から近くて通いやすいとか、その産院の雰囲気や先生・助産師さん好きとか、和痛以外にも惹かれるポイントがあるといいです

つまり、正直にいうとそれだけ和痛の満足度が不確実なものだと感じています。和痛ができるかどうかだけで産院を選ばないで、総合的に判断することをおすすめします。

ご飯が美味しい産院でした!助産師さんも優しくて退院するのが名残惜しかった。

まとめ

今回は和痛分娩の体験談をまとめました。

次回も和痛をやるかと言われたら、ケースバイケースです。間違いなくチューブを入れるのはぎりぎりまで判断待ちます! 間に合わなくて自然分娩になってしまったら、その時は仕方ないと割り切ります(笑)。何が何でも和痛にしたい、とは思わないです。

お産は人間の力の及ばない部分がたくさんありますし、無事に赤ちゃんが生まれてくれさえすれば万々歳・すべて素晴らしいものだと思います。

とはいえ同時にママにとって一世一代の大仕事。もし和痛に少しでも興味があるのであれば、悔いの残らないように、楽しみながらたくさん調べて悩んでください!

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